機械は埃と汚れで真っ黒け
何はともあれ全体を見てみましょう
時計の横からチエーンのフックが見える
チャイムを鳴らすピンドラム
左にチエーンが巻かれた錆びだらけのフュージー(チエーン引き)が見える
見えている複雑な機構部分は針と時報が自動的に合うようになる本打式
300年も前にこれだけにシステムが考案され 作られていたとは驚きです
日本はこの頃は江戸中期です
時間に ”分” や ”秒” の概念が無かった頃です ”今何時だ!” と言っていた時代です
時と時報の両フュージー(鎖引き=ゼンマイを巻き上げる為の鎖)が見えます
左の車がテンプにリンクするガンギ車
この脱進器の構造は後述
ひどい汚れ
これほんとうに直るの?
ヒュージーチエーンが切断されている
この部品を作るのは大変だ!
切れたチエーンの部品を製作し つなぎ直しました
ゼンマイ
テンプ
ひげゼンマイが切れているので 新規に製作しました
横から見たテンプ
仲ほどのアンクル送り爪が磨耗していたので 新規に製作をしました
1730年頃(江戸中期)に発明された脱進器
by Mr. Reinhard Meis
Star duplex escapementの構造図
by Mr. Reinhard Meis
ヒュージーのストッパーが折れ曲がっている
修理が必要
フュージー分解
上記のストッパーが破断
破断部分を溶接
ヒュージー スットプレバー 破損
切断部を製作しレバーを再生
修理 清掃後の横から見た機械
左の円形が文字盤
ひげゼンマイも完成
上部のベルがチャイム 下のベルが時報
ゼンマイを巻く為のカギが付いている
修理完了
元気に稼働中 後のビッグベンのメロディを思わせるチャイムが心地よいメロディーを奏でています
ヨーロッパの香り漂うロココ調の時計ケースを
超貴重品の為お見せできないのが残念です
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横浜の叔父貴 (土曜日, 06 10月 2018 18:52)
すごい技術ですね。ビックリしました。今後この様な事が出来る人は少なくなるでしょう。なるべく長く修理してください。
ビンシー (土曜日, 06 10月 2018 20:46)
ご覧頂きありがとうございます
体調管理をしっかりして少しでも長く頑張ります